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  1. 静岡市議会 2021-12-08
    令和3年 都市建設委員会 本文 2021-12-08


    取得元: 静岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前10時開議 ◯畑田委員長 ただいまから、都市建設委員会を開きます。      ────────────────────────────── 2 ◯畑田委員長 傍聴者の増員についてお諮りします。  本日の委員会審査において、傍聴の希望者が定員の6名を超えた際には、入室できる範囲で増員を許可したいと思いますが、よろしいでしょうか。             〔「異議なし」〕 3 ◯畑田委員長 御異議もないようですので、増員することといたします。      ────────────────────────────── 4 ◯畑田委員長 今期定例会で本委員会に付託されましたのは、議案第169号令和3年度静岡市一般会計補正予算(第4号)中所管分をはじめとする議案8件であります。  また、新型コロナウイルス感染症対策に関わる事業の報告が都市局及び建設局からあります。  このほか、報告事項が建設局から1件あります。      ────────────────────────────── 5 ◯畑田委員長 審査に先立ちまして、委員の皆さんと説明員の皆さんに申し上げます。  委員会記録作成の関係から、発言の際は必ずマイクを使用して発言されるようお願いいたします。  また、新型コロナウイルス感染症予防のため、マスク着用のまま発言していただくようお願いします。  なお、換気のため適宜窓の開け閉めをお願いします。  また、委員会室が低温になることが予想されますので、委員及び説明員の皆さんには、体調管理のため一時的な退席を認めることといたします。  次に、委員会での質疑の在り方について、委員の皆さんへのお願いですが、案件の決定に影響しない、参考、確認のための質疑で、当局の対応に時間を要するものは後日の報告、または資料提出を受けることとして、効率的な委員会運営に努めていただくようお願いします。  また、要望・意見については、質疑終了後に述べていただくこととし、質疑の段階で要望・意見に及ぶ発言は避けていただくようお願いします。  次に、説明員の皆さんへのお願いですが、パネル等を用いて説明される場合は、委員会記録に説明内容が正確に記録されるよう、例えばこの図のとおりですなどと簡略化した説明ではなく、言葉として内容を細かく説明するようお願いします。これは、委員がパネルについて質問する際にも同様に願います。
         ────────────────────────────── 6 ◯畑田委員長 それでは、新型コロナウイルス感染症対策に関わる事業について、当局の報告を聞くことといたします。  なお、報告については聞きおくのみといたします。  それでは、お願いします。 7 ◯八木都市局次長 都市局都市計画部所管新型コロナウイルス感染症対策に関わる令和3年度事業の進捗状況について御報告いたします。  資料は、新型コロナウイルス感染症対策進捗状況の報告の50ページをお願いいたします。  上段のナンバー49、静岡都心地区まちなかウォーカブル推進事業は、ニューノーマルに対応し、屋外公共空間を活用するニーズに応え、3密を避けた憩いの場の演出や、道路や空き地など、ウォーカブルで人中心の空間へ転換し、持続可能な公共空間として利活用する手法や、体制の構築を目的として社会実験を実施するものです。  事業の進捗状況ですが、9月29日に委託業務契約を締結し、青葉シンボルロードエリアの一部、南側ですが、仮設ベンチ等を設置するなど、社会実験の準備を進め、11月12日から常磐テラスとして憩いの空間を提供しております。今後の予定としては、毎月1回常磐朝市に合わせて同エリアでイベントを行い、憩いの場の創出など実験を継続し、事業の完了は令和4年3月末となる見込みです。  続いて、下段のナンバー50、公共交通幹線軸運行再編事業は、バス利用者の減少や運転手不足などにより、バス運行事業者は路線の廃止や減便などの対策を行わざるを得ない状況の中、さらに新型コロナウイルス感染症拡大の影響により乗客数が急減し、今後もコロナ禍以前の利用者数への回復が見込めない状況となっております。このようなバスの利用需要の減退に対し、事業の健全性を保ち、将来にわたり持続可能な公共交通網を形成するため、交通事業者と連携し、路線ごとの運行診断書を作成するものです。  現在の進捗状況ですが、8月に公募型プロポーザル方式の入札手続を行い、9月22日に委託業務契約を締結いたしました。11月26日に市内各交通事業者自治会連合会会長及び学識経験者から成る静岡市地域公共交通会議において、本件も含め将来の市民の足の確保について議論を深め、現在は運行の診断分析を実施しております。今後もバス運行事業者と協議を進め、3月末までに事業を完了する予定です。 8 ◯池谷建設局次長 土木部所管新型コロナウイルス感染症対策進捗状況について御説明いたします。同じく報告書の51ページをお願いいたします。  上段のナンバー51、インフラ分野DX推進プラン策定事業は、本市のインフラ分野業務において、業務の効率化や働き方改革を目指し、データやデジタル技術の活用によるDXを推進するためのプランの策定を目的とした事業でございます。内容としましては、プラン策定に向け、DX施策の情報収集やインフラ分野業務における課題整理を踏まえ、DX導入による効果や取組事業の選定などの検討を行います。  事業の進捗状況につきましては、報告資料の実施状況では、令和3年12月に契約締結予定となっておりますが、12月5日に委託業者と契約を締結するとともに、検討組織として、関係部局の職員によるプロジェクトチームの編成準備を進めるなど、今後も検討業務を実施してまいります。 9 ◯浅井道路部長 同じく51ページの下段をお願いします。  ナンバー52、道路関係データ取得活用事業は、デジタル化を推進する取組となりますが、道路行政の質の向上、また、効率化に向け、公用車から走行データを取得し、活用する方法を検討していくものでございます。内容としましては、公用車にGPSデバイス車載カメラを取付け、GPSデータ映像データを取得し、このデータを基にAI分析を行うことで、道路損傷箇所を抽出することや旅行速度から道路整備における効果検証を行うなど、合理的な手法により維持管理コストの削減などに結びつけていくものでございます。  事業の実施状況についてですが、令和3年10月22日に株式会社スマートドライブと契約を締結し、11月より公用車の走行経路の実態調査を進めております。また、今後、株式会社ユピテルドライブレコーダーを用いた画像解析に関する協定を締結する予定であり、AI分析を活用し、映像データから道路損傷等を抽出する研究を進めてまいります。 10 ◯畑田委員長 新型コロナウイルス感染症対策に関わる事業についての報告は以上です。  議案審査に関係のない説明員の皆さんは退席していただいて結構です。             〔関係外説明員退席〕      ────────────────────────────── 11 ◯畑田委員長 次に、議案審査に入ります。  議案第169号中所管分、議案第172号及び議案第173号、議案第178号から議案第181号までと議案第189号の8件を一括議題といたします。  なお、議案第169号中所管分については、既にお配りしたとおり宮澤委員から修正案が提出されております。  議案審査の順序といたしましては、全議案について当局からの説明を聞いた後、宮澤委員から提出された修正案の説明を受けます。  続いて質疑に入りますが、先に議案第169号の修正案とその修正案に関係する原案部分に対する質疑を行い、その後、議案第169号の修正案関係部分以外と、そのほかの議案に対する質疑を行いたいと思います。  質疑終了後、討論と合わせて要望・意見を述べていただき、採決を行います。  採決はまず議案第169号の修正案から行い、その後、議案第169号の原案を採決し、引き続き議案第172号ほか6件の採決を行います。  なお、特に反対の立場での討論がない場合の採決は、簡易採決で行いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、順次、当局の説明をお願いします。             〔当局説明〕 12 ◯畑田委員長 次に、議案第169号に対する修正案につきまして、宮澤委員から提案理由の説明を願います。 13 ◯宮澤委員 それでは、皆さんのお手元にお配りさせていただきました委員長宛て議案第169号に対する修正動議について、こちらの資料でございます。修正案の理由について述べさせていただきます。  議案第169号令和3年度静岡市一般会計補正予算(第4号)について、修正案を提出させていただきます。  議案第169号の第1条第1項中、本議会に上程されている清水桜ヶ丘病院と静岡市が保有する清水駅東口公園土地交換に伴う不動産収入に対する減額修正案となっております。  歳出のうち、8款土木費、4項都市計画費、17節都市整備基金費の積立金1億9,570万8,000円を0円に減額するものであります。  歳入に係る経費については、厚生委員会に付託されており、同じく減額修正の提案をさせていただいているものになります。  よって、議案第169号令和3年度静岡市一般会計補正予算(第4号)の第1条第1項中、補正予算額を22億2,252万8,000円から20億2,682万円に改める修正案となります。  提案理由について簡潔に述べさせていただきます。  まず、本修正案については、桜ヶ丘病院が市有地であるJR清水駅東口に移転、その一方、JCHO所有の大内新田の用地を市が購入することによって発生する差益を財産収入とする議案の修正となります。  昨日の総務委員会でも指摘させていただきましたが、創生静岡では、議案第177号にも関連し、桜ヶ丘病院の移転は見切り発車であり、現時点では反対の立場であります。  理由は2つです。まず、本市では自治基本条例第10条第1項に規定する市民の市政への参画権を制度的に保障するために市民参画手続を定めています。この手続が守られていないこと。2点目が第175号、第177号にも関連し、現清水庁舎の移転計画の扱いが不明確であり、一刻を争う事態とした現清水庁舎の扱いが不明確であるということ。このような状況の中で市有財産を処分し、また、新たに市有財産を増やす本議案については、以上を整理した上で改めて審議すべきだと考えております。  以上、修正動議となります。ぜひ御審議のほどよろしくお願いいたします。 14 ◯畑田委員長 これまでの説明に対する質疑に入りますが、先ほど申し上げましたように、先に議案第169号の修正案とその修正案に関係する原案部分に対する質疑を行います。  その後、議案第169号の修正案関係部分以外と、そのほかの議案に対する質疑を行います。  それでは、議案第169号に対する修正案関係部分について、質疑がありましたらどうぞ。 15 ◯山本委員 都市整備基金積立金ということなんですけれども、そもそも都市整備基金について、概要で構いませんので、御説明いただきたいです。 16 ◯塩澤都市計画課長 都市整備基金についてですが、今後の都市整備事業の推進に要する経費の財源に充てるため、合併前の旧静岡市が平成3年に条例を制定し、基金を創設したものでございます。 17 ◯山本委員 平成3年に制定ということだったんですけども、この基金、過去にどのような事業に充てられてきたのかというところも併せて御説明をお願いいたします。 18 ◯塩澤都市計画課長 過去に基金を充当した事業についてですが、過去10年間の実績としまして、平成23、24年度に清水駅西第一地区や静岡呉服町第一地区、静岡駅前南町10地区の市街地再開発事業への補助金として基金を充当してきております。  また、今年度の当初予算では、御幸町9番・伝馬町4番地区市街地開発事業への補助金として計上しているところでございます。 19 ◯加藤委員 都市整備基金について、関連してお伺いします。  今御答弁にありましたとおり、都市整備基金につきましては、市街地再開発事業等に充てられてきたということでございますけれども、都市整備基金は将来の不測の事態等に用意をするために非常に重要な基金だと思いますけども、現在の基金残高と、過去10年間の推移について、どのような状態だったのかということについてお伺いいたします。 20 ◯塩澤都市計画課長 現在の基金の残額と推移についてでございますが、令和2年度の決算時点での残額は6億5,877万1,879円となっております。過去10年間の基金の推移でございますが、先ほど申しました平成23、24年度の再開発事業への充当以降は約6億円台相当で推移しております。 21 ◯宮澤委員 それでは、資料-1、5ページの都市整備基金について伺います。  どちらを先にいったらいいか、これ管財課等にもいろいろ確認をしたんですけれども、一般的に市有地の売却ということであれば、売却後、市有財産の売却で一般財源に入ることが通常なんですが、なぜ今回、この市有地の売却によって得たお金を都市整備基金積み立てることになったのか、その理由について教えてください。 22 ◯塩澤都市計画課長 今回の土地交換の差額を都市整備基金に繰り入れる理由についてですが、本件土地交換につきましては、清水駅東口公園の区域変更を伴うものであること、また、桜ヶ丘病院の移転などに伴い、今後、清水駅東口周辺まちづくりへの対応が必要となる可能性があることを鑑みまして、本市に支払われる土地交換差額収入につきましては、清水駅東口周辺の整備に係る費用の財源とすることが妥当であると財政当局の判断により、決定いたしました。 23 ◯宮澤委員 それと関連で、この基金に積み立てることになったこれまでの経緯。6月の補正予算で分筆という話が出ていて、僕ら今まで都市局が公園を持っていたので、分筆されるんだ、なるほどと思っていて、いつの間にか保健福祉長寿局に所管が移っていたんだけども、売った後のお金は基金に入ってくるということなんだけども、この入ってくるまでの過程、公園からここまでに来る過程がどういう経緯だったのか。ちょっと確認のために教えてください。 24 ◯塩澤都市計画課長 経緯についてですが、令和3年6月定例会におきまして、清水駅東口公園の測量及び分筆登記に係る経費を保健衛生医療課補正予算として計上し、議決をいただいております。  議決後は、緑地政策課保健衛生医療課から委嘱を受けまして、7月30日に分筆登記の業務に着手しまして、土地の分筆、あるいは法務局への登記などの業務が9月24日までに完了し、その後、土地の分筆に伴う公園区域の変更手続を進めまして、10月26日に変更の告示を行うとともに、病院建設予定地につきましては、緑地政策課から保健衛生医療課に所管を変更しております。 25 ◯宮澤委員 それで、今回、保健福祉長寿局がJCHOとのやり取りで土地交換を行って、その差益が出て、先ほどの話だと、その差益を今度、都市整備基金に積立てると。この都市整備基金に積立てる理由というのが、先ほどの話でいうと、清水駅東口のまちづくりだとか、その辺についてお金を使いますよという説明だったと思うんですが、例えば6月の補正予算も同じなんですが、そこで清水駅東口周辺歩行者ネットワーク検討事業、要はペデストリアンデッキの検討ですね、この検討について、今度新たに建設されるペデストリアンデッキを延長することになった場合、今回の基金、こういったものをそれのために充てることは考えていらっしゃるでしょうか。 26 ◯塩澤都市計画課長 ペデストリアンデッキを延伸することになった場合、今回繰り入れる基金を充当することはあるのかという御質問ですけれども、現時点におきましては、清水駅東口周辺の整備などに係る事業費の財源とすることを想定しておりますが、具体的な充当先、事業につきましては、今後検討しまして、必要な時期に予算案に計上して議会にお諮りすることになります。 27 ◯宮澤委員 でね、ここをもう1点確認なんですけども、6月補正でペデストリアンデッキの延長について調査をしますよ、整備を考えていますよということがあって、今回その基金を積み立てるということで、清水駅東口周辺整備に使いますよということで、これまでの周辺整備の中で議題となっていたのがペデストリアンデッキなんですよね。そのための調査費が6月に上がっているんですよね。  もう1点、その中で、先日の代表質問、自民党の丹沢議員が質問した中で、都市局長が答えている項目がございます。その答弁では、新病院にも接続することで、病院利用者にも優しく快適なアクセスを確保できると考えており、病院関係者とも調整を行っていますと、引き続き歩行者ネットワークの検討と合わせてペデストリアンデッキの延長整備に向けて取り組んでまいりますといった答弁がございます。  基金は周辺のために使います、6月補正ではペデストリアンデッキの調査費をつけます。普通で考えていくと、病院に接続するためのペデストリアンデッキのために基金を積み上げて、6月のときにその調査がちゃんと終わっていて、なおかつ病院のパースには今ペデストリアンデッキの延長が入っているわけですよね、確認しましたけども。となると、じゃ例えばですけども、この病院関係者とも調整を行っていますと、利用者に向けて、アクセスについて。関係者とも調整を行っていますと言っていますけど、どのような調整を行っているんですか。 28 ◯藤森清水周辺整備課長 病院関係者とどんな打合せをしているのかということですけど、現在検討しているペデストリアンデッキは、海とまちの回遊性がさらに向上するものと捉え、既存のペデストリアンデッキ延伸整備を検討しております。また、新病院についても接続することで、病院利用者に優しく快適なアクセスが確保できるものと考えています。そのため、既存のペデストリアンデッキ延伸整備の検討を進める中で、新病院の規模や構造などの情報を参考にするため、新病院の建設関係者と今、調整を行っているところであります。 29 ◯宮澤委員 河岸の市等にはペデストリアンデッキがもう延びているということで、確認なんですけども、その基金は東口整備に使うことを、どれに使うかまだ決まっていませんよという話なんですが、そのペデストリアンデッキの延長というのは、病院のところだけじゃなくて、その先の沿線も考えているということでよろしいんですよね。もともとの最初の計画では、庁舎があって、そこに商業施設等もあって、まちのにぎわいをつくっていって、沿線をペデストリアンデッキでつないで、周囲一帯をにぎわいのあるまちづくりをしていくということであったんですが、その辺のペデストリアンデッキの今後の整備計画等についてはどのようになっていますか。  あまり行き過ぎちゃうと話が飛んでしまうので、これで終わりますけれども、基金の使い道等も含めて、そこだけ教えてください。 30 ◯塩澤都市計画課長 6月補正で歩行者ネットワークの検討を上げさせていただいておりますが、その中で清水駅東口周辺につきましては、現在の病院の移転をはじめフェリーターミナルの移転のほか、エネオス社が有する清水製油所の地域づくりに向けた検討も進められております。その中で清水みなとまちづくり公民連携協議会におきましても、清水駅東口・江尻地区をリーディングプロジェクトと位置づけまして、ガイドプランの作成も進められております。清水駅東口につきましては、現在、御指摘のとおり東口からマリナート、臨港道路を横断しての河岸の市を結ぶネットワークがペデストリアンデッキでつなげられております。その中では一定の歩行者のネットワークが現在確保されていると考えております。  このネットワークを今後想定される幾つかの開発土地利用を見込みまして、やはり一体的なものに考えるというところが既存のペデストリアンデッキを延伸することが効果的であるというふうに捉えております。 31 ◯宮澤委員 最後に1点だけ。これで終わります。  そのペデストリアンデッキのところで市と事業者で協議をしているという話がありましたけど、その際に費用負担だとか財源について、その協議の中で話題はありましたか。確認だけです。 32 ◯藤森清水周辺整備課長 それも含め検討中、協議中ということです。基本的には持っていくだけで、つなぐのは病院と考えていますけど、それも含めて協議しているところです。 33 ◯畑田委員長 ほかにないようですので、質疑を終了します。  次に、議案第169号の修正案関係部分以外とそのほかの議案に対する質疑を行います。  なお、発言の際には議案書の番号、ページ数、項目等を述べていただくようお願いします。  質疑はございませんか。 34 ◯山本委員 資料-1の8ページ、9ページになりますけども、債務負担行為の補正についてなんですが、債務負担行為補正で発注する工事についてお聞かせください。  もういろんな分野でDXの活用ということが言われているんですけども、建設業界におきましてもDXの活用が必要になっているかと思います。そこで、今回、債務負担行為で発注する工事のうち、DXの取組を行う工事がどのぐらいあるかというところをお聞かせください。 35 ◯朝比奈技術政策課長 債務負担行為で発注する工事のうち、DXの取組を行う工事についてですが、現在、本市発注の建設工事で取り組んでいるDXには、ICT活用工事、情報共有システム、遠隔臨場があります。これらの取組は、受注者からの希望があった場合に行うため、受注者決定後にならないとDXの取組を行う工事の件数を把握することはできません。情報共有システムの活用や、スマートフォンやネットワークカメラを利用して行う遠隔臨場については、比較的取り組みやすいことから、多くの工事で取り組まれることを期待しております。  また、工事や委託設計書の契約済みの金入り設計書に対する公文書公開請求のDXとして、令和4年4月から設計書情報提供システムの運用を予定しております。 36 ◯山本委員 重ねて、これまでに行われた、DXの取組で行った工事の件数について教えてください。 37 ◯朝比奈技術政策課長 令和3年度にこれまでに行われた取組の件数ですが、ICT活用工事は、施工規模など施工条件を満たす工事が7件発注されておりまして、このうち約14%に当たる1件で取組が実施されております。情報共有システムは、今年度4月以降に稼働している777件の工事のうち、約5%に当たる35件で取組が実施されております。遠隔臨場は、こちら9月から実施しておりますけど、9月以降に稼働している583件の工事のうち、約2%に当たる10件で取組が実施されております。 38 ◯山本委員 いただいた御答弁の中で、設計書情報提供システム活用という御答弁があったんですけども、設計書情報提供システムというものがどのようなものか、教えていただけますでしょうか。 39 ◯朝比奈技術政策課長 設計書情報提供システムは、契約済みの工事や業務委託の設計金額の記載された設計図書に対する公文書公開請求について、これまで申請から公開まで約2週間要していた手続とは別に、本市の運営するウェブサイトにアクセスし、簡単な申請をすることで、対面することなく、速やかに設計書をダウンロードできるようにするものであり、コロナ対策にも有効なものであると考えております。  設計書情報提供システムを運用することで、申請者に対しては行政サービスが向上する、また、設計書の公文書公開請求に関する職員の事務の負担軽減やコスト縮減などの効果が期待できるものと考えております。 40 ◯福地委員 私からは、まず、資料-1の9ページになりますけれども、大浜公園再整備事業について質問したいと思います。  今、手元で整備のイメージの図を見ているんですけれども、こういう前向きな事業というのはとてもいいなと思っています。  まず初めに、大浜公園のリニューアルについて、アピールポイントを教えてください。 41 ◯桑原緑地政策課長 新しい大浜公園のアピールポイントですけれども、令和2年1月に策定した大浜公園リニューアル基本計画において、目指すべき姿を歴史あるプールの存続の実現と、年間を通したにぎわいの創出により、公園を中心とした交流人口が増加し、周辺地域の活性化に貢献するとしております。これまでプールが人気の大浜公園でしたが、海辺のポテンシャルを生かしたリニューアルにより、芝生広場や遊具、常設の駐車場のほか、民間事業者の提案による収益施設の設置によって公園施設の充実を図るとともに、事業者のノウハウ等を生かしたイベント等を開催し、プール開催期間以外にもたくさんの方に利用していただけるようなにぎわいあふれる公園を目指して再整備事業を進めているところでございます。 42 ◯福地委員 この整備イメージのところに、それこそ大浜公園、新しくリニューアルした後ですけれども、年間利用者数13万人以上を目標と記載があるんですけれども、施設は違いますけれども、日本平動物園なんか、例えば40万人とか50万人とか、そういう話だったかなと思うんですが、この13万人という数の根拠がまず1つ。  それから、大勢の方がみえると、この絵だけ見ると、駐車場がちょっと不安なのかなというような感じがするんですけれども、駐車場の台数、どのようにお考えなのか、2つ教えてください。 43 ◯桑原緑地政策課長 まず、プールの年間目標利用者数につきましては、大浜プールと同規模の施設である静岡県富士市の富士マリンプールの利用者数を参考に算定しております。具体的な算定方法ですけど、平成30年、富士マリンプールの利用者数が12万2,000人でございます。そのうち富士市内と富士市外の利用者の内訳を参考に、富士市の人口及び富士マリンプール25キロ圏域の人口に対するプール利用者数の割合を算出しまして、その割合を基に静岡市の人口と大浜公園25キロ圏域の人口に対するプール利用者数の推計を行いました。その結果、静岡市内のプール利用者数は約8万人、そして、静岡市外からのプール利用者数は約5万人で、合計13万人を年間目標利用者数として設定しております。  続きまして、駐車場の計画台数ですけれども、これは年間を通した公園利用者と、あと夏季限定のプール利用者についてそれぞれ1日当たりの利用者数、自動車で来園する人の割合、1台当たりの同乗者数、また回転数から必要となる台数を算定して設定しております。その結果、年間を通して必要となる公園利用者用の100台分については、公園内に常設の駐車場を設置することとしまして、夏季限定のプール利用者につきましては、公園周辺にある民間駐車場、これ230台ありますので、そちらを利用していただくほか、中島浄化センターの敷地内に臨時駐車場を設けまして、事業者が必要台数を確保すると、そのような計画となっております。 44 ◯福地委員 大浜公園についてもう1点教えてください。これはPFI事業ということかと思いますが、事業者の本事業への参入の意欲、現状としてはどのような感触かというところと、民間提案の収益施設と書いてありますけれども、これはどういったものを想定しているのか、教えてください。 45 ◯桑原緑地政策課長 まず初めに、事業者の参入意欲についてですけど、本年5月にPFI事業の基本的な考え方や内容、あと、事業者の募集方法などを示した実施方針と、市が民間事業者に求めるサービス水準などの要件を示した要求水準書案を公表しております。その際、11の事業者から入札参加に関する事項など計287件の質問をいただいておりまして、コロナ禍ではありますが、本事業への高い参入意欲を確認しております。  次に、民間事業者の収益施設につきましては、カフェやレストラン、スポーツ支援施設などを想定しておりまして、年間を通して利用でき、また、公園利用者の利便性向上、公園全体の利用を促進する施設の提案を求めていきたいと考えております。 46 ◯福地委員 次の質問です。  資料-1の9ページ、債務負担行為の長沼大橋耐震補強設計業務についてお聞きします。  先日、国土交通省のほうで国道1号線長沼交差点の立体交差化については一定の方針を示していただいたと記憶しております。これは長沼大橋全面の改修も含んでいるということで認識しておりますが、そういった中で今回の長沼大橋の耐震補強を実施するということでありますけれども、これは緊急性が高いということなのでしょうか。このタイミングで事業実施する理由を教えていただきたいのと、この耐震工事の今後のスケジュールを併せて教えてください。 47 ◯加藤道路保全課長 長沼大橋の耐震補強事業を実施する理由と、事業のスケジュールについてお答えします。
     まず、委員の御指摘のとおり、今年7月、静岡県道路交通渋滞対策推進協議会において、長沼交差点の渋滞対策として、山脇大谷線を静岡鉄道と国道1号をまたぐ立体交差化事業と、長沼大橋の架け替え事業を一体に実施する方向性が示されました。ただ、これから事業化に向けてクリアすべき多くの作業を進めてまいりますので、まだ事業の完了までには時間を要すると考えております。  このような状況を踏まえまして、長沼大橋の耐震補強事業を実施する理由としましては、3点ございます。1点目は、長沼大橋を含む山脇大谷線が緊急輸送道路に指定されており、災害時に避難、救助や物資供給などの活動のため、車両の通行を確保したいという点。2点目は、平成28年の熊本地震で緊急輸送道路であった跨道橋が通行不能になりました。その原因となった同様の構造の橋脚を長沼大橋は有しておりまして、国土交通省の通知では、この橋脚は耐震対策を講ずべきとされております。3点目は、長沼大橋が大規模地震による落橋で、東海道線、新幹線や貨物駅など、鉄道施設や列車の運行への大きな影響を回避したいと。以上のような理由により、耐震補強事業を速やかに実施したいと考えております。  次に、事業のスケジュールですが、今回、債務負担行為の活用で年度内に契約して設計完了後、JR東海、JR貨物と設計や施工などの協議を行いまして、各社と施工に関する協定を締結し、工事着手をする予定でおります。  具体的な時期は、なかなか明示することは難しいんですが、一応、令和5年度中には協定を締結しまして、令和6年度の工事着工を目指して作業を進めてまいります。 48 ◯福地委員 もう1つ、橋の関係ですけれども、議案集2)の37ページ、石部海上橋、こちらについても教えてください。  今回、海上に架かる特殊な橋ということで、これを保全していく事業費もかかっていくものかなと理解はしているんですけれども、今回、大幅な増額ということなものですから、ちょっと確認したいです。以前の説明でありますと、令和5年度以降まで、この事業は続くと聞いていますけれども、この影響で、この橋の利用者はどれぐらいいるのかということを教えていただきたいと思います。 49 ◯牧野駿河道路整備課長 本事業により影響を受ける県道利用者がどのくらいいるのかについてお答えいたします。  当路線は、静岡市と焼津市を結び、日常的な通勤や企業活動に利用されているほか、国道150号新日本坂トンネルに規制をかける際、迂回路としても利用され、また、駿河湾の雄大な景色を楽しむ観光道路でもあります。駿河区石部、用宗では1,772世帯、焼津市小浜、浜当目では834世帯の方がお住まいで、工事により影響を受けると考えられ、日交通量につきましては約4,000台が確認されております。 50 ◯福地委員 この橋の今回の予算の変更の理由として、当初想定していた以上のコンクリートの劣化進行が確認されたためと記載されていますけれども、まだごく一部の橋脚でこういった状況でありますので、今後実施される工事においては事業費がかなり増加するのかと想像できるんですけれども、事業全体に遅れが生じる心配がないのか、教えてください。 51 ◯牧野駿河道路整備課長 事業費の増額により、今後の事業全体に遅れが生じないかという御質問についてお答えいたします。  まず、現在実施しております工事の工程におきましては、施工量の増加による一時的な作業員の増員や資材の手配等が必要となりますが、作業班の編成、調整などで契約工期内の対応が十分可能であると調整済みとなっております。  また、事業費の増額による事業全体工程への影響についてですが、国が進める国土強靱化の取組に合致する補助事業であることですから、積極的な国費の確保により、事業計画どおり進めていくことが可能であると考えております。 52 ◯遠藤委員 2つほどお願いいたします。  資料-1の8、9ページの債務負担行為補正についてです。今回の補正で債務負担行為を複数設定しておるんですが、これらがゼロ債務負担行為であるとのことを伺っております。このゼロ債務負担行為の目的や効果をよろしくお願いします。 53 ◯朝比奈技術政策課長 ゼロ債務負担行為の目的や効果についてでございますが、ゼロ債務負担行為は、河川内工事や他工事との工程調整など、年度をまたぎ施工する必要がある工事や適正工期を確保すると工期が12か月を超えてしまうような工事の早期発注を目的に実施しております。これにより事業効果の早期発現や繰越額の削減など、効果が期待できます。  また、昨今の建設業においては、担い手確保・育成、働き方改革が話題となっております。施工時期の平準化も重要な取組となっております。ゼロ債務負担行為による早期発注は、工事閑散期である4月から6月の工事稼働件数の増加につながり、平準化率が向上します。年間を通じた工事稼働件数の平準化は、現場で働く方々の処遇改善や資機材の効率的な活用等、建設工事の健全化、ひいては公共工事の品質確保につながる効果があるものと考えております。 54 ◯遠藤委員 ただいま答弁のありました平準化率についてお伺いいたします。  我々もグラフで説明を受けたり、建設局は平準化率に対して非常に頑張っていると思いますが、今年度の平準化率はどのようになっておりますでしょうか。また、昨年度と比べてどうなのかということをお聞きします。 55 ◯朝比奈技術政策課長 平準化率についてですけれども、平準化率の算出は以前にもお話しさせていただきましたけれども、年度の平均稼働件数を分母として算出しております。年度末にならないと正確な平準化率、まだ今後、発注する分もありますので、できませんが、令和3年度の平準化率を上半期、9月末までの発注実績と今後の発注計画を基に算定した場合、平準化率は0.76となります。これは1年間分ですけれども、令和2年度は平準化率が0.74となっておりまして、上半期時点では昨年度よりも平準化が進んでいる、増加している状態にあります。 56 ◯遠藤委員 次ですが、議案第189号工事委託契約の締結についてですが、富士由比線の寺尾橋の件です。追加で議案が上程された、この寺尾橋の橋脚の架け替えですが、工事契約につきましてお伺いしますが、仮契約の契約が追加議案となって、そういうタイミングでなっておりますが、この理由について、お願いいたします。 57 ◯石上清水道路整備課長 仮契約の締結が追加議案を上程するタイミングとなった理由についてお答えします。  本橋は早期の架け替えが必要であることから、東海旅客鉄道株式会社と協議を行ってきており、この協議及び地元調整がまとまったことから、架け替え工事に着手するため、さきの9月補正予算において、寺尾橋架け替え事業費の債務負担行為の御承認をいただきました。これに対し早期の工事着手を目指し契約手続を進めたところ、令和3年11月24日付で仮契約を締結しましたので、追加議案として御審議をお願いするものでございます。 58 ◯遠藤委員 これで終わりますが、あそこの信号を取ることによって、本当にバイパスがすばらしい道路になったと思うんですが、由比の旧道へ入るところがそのまま残った段階で、我々も時々使わせてもらいますが、やっぱり変則的になっていますが、今説明を聞いたんですが、今回、東京方面へずれた格好になるんですが、そのことについてどのような効果が生まれるか、もちろん今、変則なもんでね、それは分かりますが、いま一度、最後に聞きたいと思っています。よろしくお願いします。 59 ◯石上清水道路整備課長 架け替え工事を実施することでどのような効果がもたらされるかについてお答えします。  架け替え工事により、既設橋で不足していた耐震性能の向上が図られ、大地震発生時などにおいても第二次緊急輸送路として県道及び物流の大動脈である東海道本線の安心・安全な交通確保が可能となります。また、線形改良及び幅員の拡幅により、利用者の安全性及び利便性が向上いたします。 60 ◯加藤委員 先ほど福地委員からも質問されましたが、資料-1の9ページ、大浜公園再整備事業費についてお伺いさせていただきたいと思います。  大浜公園は、昭和5年に開園した歴史ある公園だということで、私も40年以上前に利用させていただいた市民の一人でありますけども、三世代にわたって利用されて愛されている公園、プールだというふうに認識しています。ただその一方で、今回18年間の債務負担行為ということになりますので、持続可能性という意味からいけば、その後の活用というのはどういうふうに考えていくのかというところが少し疑問が残る点かと思います。そこで質問させていただきますが、18年後、どのような維持管理を行っていく予定なのか、お伺いいたします。 61 ◯桑原緑地政策課長 PFI事業終了後のプール及び公園維持管理業務につきましては、令和21年度末の事業期間終了までに次の指定管理者を募集しまして、選定することを予定しております。 62 ◯加藤委員 引き続き指定管理をしていくということだと思いますが、また、来年、令和4年ですけども、コロナの感染が収束しているということが前提になるとは思いますけども、最後のこの大浜プールの開放ということについては考えているのかどうかということについて、1点お伺いをいたします。 63 ◯桑原緑地政策課長 令和4年度の大浜公園プールの開催につきましては、現在、開催する方向で準備を進めているところです。しかし、今後のコロナの感染状況によっては、開催中止の判断も考えられますので、今後のコロナ感染状況に注視しまして、開催可否の早期判断ができるよう対応してまいりたいと思います。 64 ◯加藤委員 多くの市民の方も楽しみにしておりますが、感染の収束が前提ということだと思いますので、可能であれば開放の方向でお願いしたいと思います。  続きまして、同じく資料-1の7ページの繰越明許費について、主要地方道井川湖御幸線についてお伺いいたします。  こちら委託業務とお伺いしていますけども、先ほど繰越しの理由として入札不調等々おっしゃっていただきましたが、その理由と業務の概要、また、全体の事業進捗についてお聞かせいただきたいと思います。 65 ◯武田葵南道路整備課長 主要地方道井川湖御幸線の委託業務の概要と全体事業について、パネルを使用してお答えいたします。  まず、事業箇所ですが、葵区福田ヶ谷地内、静岡庁舎より北へ約6キロ、井川湖御幸線と福田ヶ谷沢川が交差する箇所に位置します。今回、繰越明許費を設定する業務委託ですが、今年度、別途発注済み、御用水川付け替えのボックスカルバート工事に係る水文調査です。  なお、水文調査とは、掘削工事における地下水への影響をモニタリングするもので、水位観測や濁り等の水質調査を行い、掘削工事の進捗に合わせて周辺の影響を調査するものです。  なお、繰越明許費をお願いするものは、御用水川付け替えのボックスカルバート工事と合わせて並行して行うものですので、本体のボックスカルバート工事が来年度までの工事となっておりますので、同じく繰越しということでお願いいたします。  次に、事業の進捗についてですが、用地の取得完了箇所より順次工事を実施しております。現在、令和3年度においては、当該委託業務に関わる工事箇所の200メーターと、桜峠入り口交差点付近の道路工、約150メーターを実施中です。  なお、令和3年度末での事業進捗率は、事業費ベースで約76%を予定しております。 66 ◯加藤委員 順調に推移しているということでありましたので、次の質問に移らせていただきたいと思います。  同じく資料-1の8ページの債務負担行為補正の国道150号久能拡幅道路改良事業費についてお伺いいたします。  内容のほうに工事請負契約の締結ということでありますけども、今回、補正を要求されている工事の概要と債務負担行為を必要とする理由、先ほど平準化という話もありましたけども、この辺についてお伺いをいたします。 67 ◯牧野駿河道路整備課長 国道150号久能拡幅道路改良事業における今回の工事概要と債務負担行為を必要とする理由につきましてお答えいたします。  久能拡幅事業は、駿河区と清水区の区境、駿河区根古屋を起点とし、大谷三丁目を終点とする延長4.2キロメートルの片側1車線の2車線区間を4車線へ拡幅する事業となっております。  工事概要ですが、古宿地区と安居地区の境を流れる2級河川古安川に橋長11メーターで上り線2車線と歩道を確保する幅12.65メートルの新たな橋梁を架設するものでございます。橋梁形式につきましては、上部工がプレテンション方式単純PC床版橋、下部工は逆T式橋台、基礎は中堀鋼管ぐいとなっております。  債務負担行為を必要とする主な理由につきましては、河川内作業を伴うため、渇水期の施工期間をより多く確保し、事業の進捗を図ることを目的としております。 68 ◯加藤委員 続いて、別の質問で橋の関連でもう1点、お伺いさせていただきたいと思います。  同じく債務負担行為補正、資料-1、8ページ、今回また国道150号用宗高架橋外橋りょう整備事業ということで債務負担行為補正がされておりますが、本市の道路橋、2,600橋ということで、政令市中7番目に多いと思います。限られた予算の中でこの膨大な道路橋を計画的に維持管理を行いながら、健全化計画を立てながら、また、維持管理コストの圧縮に努めていただいていると認識をしております。その中でこの整備事業については、債務負担行為として事業を前倒ししての事業化と思いますけども、現在この点検業務の中で、点検結果を4区分に分けて点検をされていらっしゃるかと思うんですが、その概要についてどのようなものか、まずお伺いをさせていただきたいと思います。 69 ◯加藤道路保全課長 橋梁点検業務の概要についてお答えします。  橋梁の法定点検は、健全性を確保することを目的として道路法に基づき5年に1回の頻度で近接目視による点検を行うことが義務づけられ、実施をしております。点検により4つの区分で判定する中で、損傷を早期に発見し、適切な補修を行い、常に良好な状態を保つことで安全かつ円滑な交通を確保しております。  御指摘がありました判定区分ですが、パネルを見ていただきながら御説明します。  区分1は健全、2は予防保全段階、3は早期措置段階、4は緊急措置段階と4つの区分に分かれて橋梁の状態を判定します。このうち区分4は通行止めなど、緊急に措置を講ずるべき状態を表します。区分3は補修など、早期に措置を講ずるべき状態を表します。  今回の橋梁点検の業務は、令和4年度の前回点検から5年を経過する橋梁と、点検箇所の平準化を目的に前倒しで実施する橋梁合わせて約350橋を計画しております。このうち今回債務負担行為、ゼロ債務を活用する点検業務は40%に当たる約140橋を予定しております。 70 ◯加藤委員 事業も前倒ししていただいているということで理解をいたしました。  今、御説明がありました、判定区分4、緊急措置段階となった橋についても、今現在、架け替えとか通行止めで対策済みとお聞きしています。ただ、2,600橋もあるという中で、早期に措置を講ずべき状態という橋もこれから増えてくるんじゃないかなと危惧するところも一方でありますので、こういう状況が想定される中で、道路保全課さんとして、新技術の活用ということも想定しているとお聞きしますが、まだ検討段階にあると思いますけども、お答えができる範囲の中で、検討されている状況についてお伺いいたします。 71 ◯加藤道路保全課長 緊急措置段階の橋を未然に防ぐ、新技術の活用についてということの御質問についてお答えします。  新技術の活用は、建設局では災害現場などで被災後のドローンを使用して遠方から現状確認などを行っておりますが、この橋梁点検に関しましては、先ほども御説明しましたが、近接目視が基本となっております。必要に応じて打音等の非破壊検査を併用して行うこととされておりまして、しかし、現在いろいろな新技術が開発されていますので、今後はその中から最適な技術を選択して、効率的な点検業務を実施できるよう検討を進めてまいりたいと考えております。 72 ◯加藤委員 最後に1点だけ、先ほど福地委員からも質問をされていました長沼大橋の耐震補強設計業務経費、これも先ほど御答弁いただきまして、よく理解できたところはあるんですが、1点、もしお答えできる範囲の中でお答えいただきたいと思うんですが、熊本地震で落橋してしまった、多分、九州自動車道の府領第一橋という橋梁と同じ構造だというふうに認識を、長沼大橋、そのようなものだと、ロッキング橋脚だと思います。これは上下の端部にピボット支承が取り付けられていて、両端ヒンジ構造であるために水平方向の揺れには弱い構造だとお聞きしているわけでありますけども、こうしたことから、このロッキング橋脚に必要な安全性の確保、落橋防止システム、こういったことが国土交通省の資料によりますと必要だということで示されているわけですけれども、今回の設計業務の中で、そうした揺れに対して安定性の確保ということも想定しているかと思うんですけども、具体的にもし今検討されている、分かっている範囲でお答えいただければと思います。 73 ◯加藤道路保全課長 ロッキングピアの耐震対策について、今検討している内容についてお答えします。  今、長沼大橋は、御指摘のとおり、ロッキングピアの橋脚がまだ現存しておりまして、その対策を取っていくんですけれども、今回は詳細設計の段階ではありますが、これまで概要検討、予備設計まで進めておりまして、その中でJR各社等とも施工の設計の内容について協議等も順次進めております。今回、具体的に行いたいと考えているのは、ピアの中で上下端部にいずれかのヒンジの支承がありますけれど、その中の一方を他のヒンジのほうの剛結、動かないような形で補強を考えて、今、検討しているところです。 74 ◯宮澤委員 それでは、建設局のほうからまず伺いたいと思います。資料-1の9ページの債務負担行為補正の市単独河川改修事業費について伺います。  この補正の中で、中島小学校雨水貯留施設の設置工事費が計上されておりますけども、この事業に関して、まず初めに、浜川流域における流域貯留の整備方針について教えてください。 75 ◯伊藤河川課長 浜川流域における流域貯留の整備方針についてお答えさせていただきます。  現在、令和3年度中に策定を目指しております流域治水プロジェクトにおいて、河川の氾濫をできるだけ防ぐ、減らすためのハード対策の1つとして現在取り組んでおります。浜川本線につきましては、30年確率規模の降雨に対して整備を実施しているところですが、近年の集中豪雨や水災害の頻発化、激甚化する中で、できる限り多くの貯留施設の整備を推進していくようにしております。  この整備によりまして、降雨によるピーク流量を貯留施設で調整することで、浜川本線へ流れ込む雨水の量を抑制し、浜川への負担軽減並びに水災害の防止を図ってまいります。 76 ◯宮澤委員 30年に一度の降雨の対策を念頭にということなんですけど、最近、激甚災害なんかも多くて、ちょっと今ね、資料請求でここ最近、危険水域、年度で何回くらい上がっているかということをちょっと伺っているところなんですけども、本当に自然災害というものの脅威にこれから対応していかなきゃいけないなと思う中で大変重要な事業だと思うんですけど。この中島小学校雨水貯留に当たって、やっぱりグラウンドがしばらく使えなくなったりするもんですから、グラウンドが使えなくなる期間と、利用者、学校のスポーツ団体だとか、消防団なんかも実はあそこで訓練なんかをしているんですよね。そういった利用団体について、どのように周知だとか期間を定めているのか、その辺について教えてください。 77 ◯伊藤河川課長 中島小学校の雨水貯留施設の事業概要と、それから、工事の実施に当たりまして、学校のほかグラウンド利用するスポーツ団体との調整の状況についてお答えさせていただきます。  まず、事業概要になりますけど、学校の敷地面積が約2万平方メートルあります。そのうち集水できる面積が1万6,000平方メートル、これはグラウンドのほうに引き込むということになりますけど、あとは雨水貯留施設の面積、これはほぼほぼグラウンドの面積になりますけど、7,400平方メートルございます。貯留量で約1,400トン、最大水深が25センチ程度になります。  それから、施設の構造になりますけど、グラウンドの周囲に縁石工を設置して高低差をつけます。それから、その内側にU型側溝を入れていくんですけど、これはただの排水ではなくて、貯留も兼ねた排水になります。さらに、地中に透水管を放射状に設置をして、その上でグラウンドを良質土に変えて、排水性を高めていきます。  それから、グラウンド利用の学校等の団体との調整につきましては、学校側との調整の中で、通常、運動会が終わる時期、渇水期に入る時期から3月までの渇水期に施工するのが一般的でございますけど、今回は、中島小学校の要望によりまして、生徒の利用がない夏休みを含む6月から10月くらいで施工してもらいたいという希望になっております。この時期は出水期になりますけど、貯留施設を造るに当たって、河川への負担はないと考えております。ただ、工事が出水期になりますので、天候というんですかね、工程管理をきちっとやって期限内に工事を終わらせる努力をしていきたいと思います。  スポーツ団体との調整につきましては、窓口でありますスポーツ振興課と調整済みでございます。  あとは、消防団とか自治会とか、地元については、学校との調整になりますけど、その辺は事業を実施するときに説明、説明は定期的に地元には降ろしているんですけど、周知されていると考えております。  いずれにしてもグラウンドを造ることで排水性を高めるということなんで、一時的に貯留はさせてもらうんですけど、降雨終了後には速やかに排水ができるというとこで、グラウンドの機能は上がっていくと考えております。 78 ◯宮澤委員 浜川流域の対策の中で、今回は中島小学校の貯留施設を造ることによってどのような効果が見込めるのか。それと、流域貯留ということなので、ほかにもこういった、この流域の中で貯留が見込めるような施設等があるのか。  それと、もう1点だけ、先ほどの話の中で小学校の子供たち、その間、グラウンドが使えなくなっちゃうのか、何かその辺の対応ってどうなっているかということだけ。ちょっと話がずれちゃうけども、先ほどの利用者の中に小学校の子供たちのね、児童生徒の利用の方法と、あともう1つ、流域貯留における今回の整備の効果、それと、今後、それと伴うようなものを考えていらっしゃるのかどうか、それについてちょっと教えてください。 79 ◯伊藤河川課長 中島小学校の整備による効果と、今後、浜川流域で流域の施設が検討されているところ、それから、小学生がグラウンドを使えるかどうかという3点についてお答えさせていただきます。  まず、整備効果になりますけど、パネルを見ていただきまして、中島小学校の東側、右手になりますけど、中島浜水路という水路があります。これ浜川と並行して、北から南に流れていって、しずてつジャストラインのバスターミナルの付近で、いわゆる浜川が東に向かって流れるところで合流しております。中島小学校にためた水は、中島浜水路に出ていきます。中島浜水路は、現状の能力が毎秒約2.5立方メートルなんですけど、この中島小学校を整備することによって、計算上約0.5トン削減できると考えております。これは約2割程度。そうすると、中島浜水路の水位が低減しまして、先ほど説明させてもらいました合流部のところで一部道路冠水が過去に見られております。そこの浸水を軽減できるということと、それから、浜川本線の負担も軽減されるというところで整備効果はあると考えております。  それから、今後の施設については、浜川流域の中に富士見小学校、高松中学校、大里東小学校。富士見小学校については学校との調整をしていく中で、地形的というか構造的に問題ないのではないかというところになりますけど、高松中、大里東小は、今後、引き続き検討を重ねて、できるだけ多くの施設を貯留施設として使わせてもらうことで、浸水被害の軽減を図っていきたいと考えております。  それから、小学生がグラウンドを使えるかというところにつきましては、工事のやり方にもよるんですけど、半分ずつ使うとか、その辺はできるだけ学校側に配慮しながら工事を実施していきたいと考えております。 80 ◯宮澤委員 西島とかあの辺のところはかなり冠水が、もう何年に一度ぐらいのペースで出てしまうところなんで、大変期待される事業だと思いますので、ぜひともよろしくお願いいたします。  富士見小、大里東小なんかも、水はけもよくなって、なおかつそこで貯留ができるようになれば、地域としても大変安心する場所になるんじゃないかなと思いますので、引き続きお願いします。  もう1点だけ、ちょっとこれ浜川の関係で、前回、委員会でも質問させていただいて、DXの検討をしている中で、浜川の水があふれそうになるときの、今、レーザーかなんか飛ばして、水位がどこまで上がったかというのはデータで見えるようにはなっているんだけども、それは国とか県みたいにカメラで見えるようにしたらどうかということで、地元からも多分、今、要望書が上がってきていると思うんですよ。やはり町内会長とか自治会の防災委員が現地に行って、この間もお話ししましたけど、どれぐらい水があふれそうなのかなと見に行くのがやっぱり大変危険なもんですからね。今回のDXに合わせて、だから、浜川のその進捗についてももし分かれば、河川流域の見える化について、分かる範囲でまた教えていただきたいんですが、よろしいでしょうか。 81 ◯伊藤河川課長 浜川の監視カメラというんですかね、普通にスマートフォンとかいろんなもので簡単に市民の方が見れるものにつきましては、6月の委員会でしたか、宮澤委員からお話を伺っていまして、やる方向で今進めております。それがいわゆる防災というか、ソフト事業としていけるもんですから、今、できるように検討しているところでございます。 82 ◯宮澤委員 ありがとうございます。じゃ、河川課さんのほうはこれでおしまいで。  あともう1点、資料-1の8ページ、債務負担行為の中の国道150号久能拡幅道路事業ですけども、ここの中で、地元をちょっと回っていて、やはり言われるのが150号バイパスの……、今、150号の整備をしていただいているんですが、どうしても旧150号、裏道のほうに車がかなり入ってきてしまっていると。子供の通学路でもありながら、以前、事故がありましたけどね、通学路に車がっていうところ。大変狭い道の中で飛ばす車が多いと。そういったところで、地元として大変危険であるという声が寄せられているんですけども、その裏道に入らないようにどのような取組を行っているかということと、そういった現状についてどう捉えているのかちょっと教えてください。 83 ◯牧野駿河道路整備課長 国道150号で渋滞が発生し、抜け道として狭隘な旧道、市道大谷久能線──通称久能街道が利用され、危険な状況が発生している現状を把握しているのか。また、その対策を行っているのかの2点についてお答えいたします。  まず、現状把握についてですが、毎年6月に開催しております久能自治会連合会の要望会におきまして、その旨の要望を承っており、現地確認もしております。  現状を踏まえた対策になりますが、道路管理者では車両の進入規制ができませんので、狭隘な危険箇所における速度落とせなどの路面標示、グリーンベルトの敷設、自転車走行空間の矢羽根設置などに取り組み、抜け道を通過する車両の速度を抑制し、歩行者、自転車等交通弱者の安全を向上させることが期待される対策を実施しております。  また、交通管理者、警察が行う交通規制、進入規制といたしまして、駿河区大谷三丁目と西平松の境に通勤通学時間帯であります午前7時から8時まで、車両が東向き進入できないよう、交通規制がされております。また、交通取締りも実施していると伺っております。 84 ◯宮澤委員 その裏道を抜けてしまう理由というのが150号が4車線化すれば、そういった車両が入ってこないんじゃないか。実は、大里東小学校の前の旧150号のところ、バイパスができたことによって、今ほとんど車がないんですよね。昔もあそこは通学路で、僕が小学校に通っていたときにもやっぱり目の前で事故が起きたりとかあったんです、あの狭い道にたくさんの車両が入ってきたんで。今後、だから、この久能側についても、150号が4車線化になれば、その旧道のほうに車両が入ってこなくなるのか、そういった整備効果がどのように期待されるのか、教えてください。 85 ◯牧野駿河道路整備課長 事業の完了により旧道の抜け道利用問題が解決されるのか、また、その整備効果について御説明いたします。  抜け道利用の抑止には、国道150号が旧道と比較して渋滞が発生する通勤通学時間帯に安全かつ通過時間が短縮されることが必須となりますが、事業完了により、片側1車線から2車線に増え、信号機の追加設置、右折レーン、中央分離帯の設置などが整備されることで、危険のある旧道を抜け道利用する車両が減少し、問題が解決すると考えております。これにより幹線道路の国道と生活道路としての旧道の性格がより明確になり、当区間の渋滞を解消し、安全で円滑な交通確保、国際拠点港湾清水港や沿道観光施設へのアクセス向上等を図ることで、地域活性化に寄与する整備効果が期待されております。 86 ◯宮澤委員 その中で、今、用地買収というか、用地取得が約8割程度終わっているということで、あと2割程度残っているという話を伺っております。地元の方々は、一番の課題として、裏道にたくさんの車が来るということが課題だと。じゃ、その課題を解決するために、御答弁いただいたように4車線化が最も寄与すると、裏道に来る車両が少なくなるんだよということを地元の方にも理解していただきたいんですが、その中で地元の方々も、なるべく市の事業に対して積極的に自分たちもやっていきたいという気持ちがあるんですけども、その中で1点、この地域というのが、実は皆さん、調整区域内で農業をやっているんですね。6月の委員会でも要望させていただきましたけども、普通の道路の収用とまた違った課題が実はあると。例えばですけども、共同で使っている井戸、こういったものがこの道路が関わることによって再度自分たちで設置しなければいけないと。でも、井戸の水がないと農業が、イチゴ狩りができないもんだから、じゃ、自分たちで井戸を突いたときに水が出なかったら、今度、イチゴの産業の農業ができなくなってしまうんですよね。そういった課題があると。  要は何が言いたいかというと、以前、青沢の地域の用地収用をしたときには、農業用配管を市のほうで工事して地元の農家の方々に還元しました。たしか青沢だったと思うんですけど。今度、根古屋とかが用地収用の課題になっていますけども、そこの地域では共同で使っている井戸があります。その井戸について、現金で、皆さん自分で掘ってくださいねって言われても、もし井戸の水が出なかったら、来年のイチゴが作れない。だから、現金だけもらっても、僕ら私たちは不安だという話を聞いています。なので、青沢のように、これ御意見伺いたいんですけども、同じように使えるものを造って、それをまた地元の方々に返す、現物で対応するということも収用の中の事業として考えられるのかどうか。答えられる範囲で構いませんけども、ちょっと御意見を伺いたいので、教えてください。 87 ◯加藤駿河用地担当課長 主に根古屋地区におけます井戸の問題について御質問いただきました。そのことについて答弁をさせていただきます。  御承知のとおり、青沢エリアの配管については、従来、かなり以前から地元の皆様と協議をさせていただいて、令和5年度以降、市のほうでその対応をさせていただくということが、これは既に話をさせていただいているところでございます。  今度、根古屋地区の共同井戸の問題につきましては、基本的には、やはり補償費での対応というのが基本になっております。今、宮澤委員のほうから貴重な御提案をいただいているところですので、またこれから具体的に権利者の方と、どんな方法で対応していくのが一番よいのか、しっかりとお話をさせていただきたいと思っております。 88 ◯宮澤委員 ぜひいろんな方法で、地元の方が協力しやすいような方法を考えていただければなと思っておりますので、検討のほうをよろしくお願いします。  150号はこれで最後になりますけども、先ほど来、今のバイパスのところが渋滞するということで、裏道に入ってきてしまうんですが、古宿という地域にある信号機、これ2015年のときに塩害によって、今までは感応式であったのが、それが今、時間で止まるタイプに変わってしまっているんですよね。本来だったら感応式でそのままいっていたら渋滞がなかったんだけども、塩害によって付け替えた後、時間で止まることになってしまったおかげで渋滞がちょっと多くなっているよと地元の方々からの声で伺っているんですが、そこで伺いたいのが信号機の感応式というのはどういう場所につけられるかということと、今後、150号が4車線化する中で、旧大谷川河川の入り口の交差点も含めて、この4車線化になったときの信号機の配置や変更の計画についてどのように考えているのか、教えてください。 89 ◯牧野駿河道路整備課長 交差点に設置される交通信号機のうち、感応式を採用する基準についてと、本事業区間の信号機設置計画はどのようになっているかについてお答えします。
     信号機を管理する警察に問い合わせたところ、感応式信号機の採用は、一般に交通量の多い幹線道路と交通量の少ない取り合い道路が横断する交差点やT字路等において、取り合い道路の車両が存在する場合のみ青表示することで、幹線道路の通行をできる限り妨げないようにする効果が顕著である場合に、周辺の交通状況等も加味して総合的に判断しているとのことでした。  御質問にありました古宿交差点の信号機につきましては、以前、地元から御相談がありましたので問合せをしたところ、沿線住民の皆様の利用に大きく影響する案件となりますので、区の自治会連合会から要望があれば検討するとのことで伺っております。  最後に、警察が所管する当事業区間内における信号機設置計画につきましては、西側より既に拡幅整備済みで信号機が設置されております大谷三丁目の交差点、新規に中平松の準用河川旧大谷川河口に整備する交差点、既設のリバティーリゾート久能山入り口の古宿交差点と根古屋の久能山下交差点の4か所が予定されております。いずれも本線の下り線に右折レーンを備え、安全で快適な道路に整備いたします。 90 ◯宮澤委員 その信号機がね、車が来ていないのに150号ってあの広い道路で毎回止まってしまうということがあるもんですから、そこら辺は何とか改善を、市のほうも協力していただいて、進めていただけたらと思っております。  最後にもう1点、今度は都市局のほうで、資料-1の9ページの大浜公園再整備事業について、少しだけ伺わせてください。  今回、23億円ということで18年間の予算が出ておりますけども、これ事業収益で賄っていく中で、利用者の負担割合というのをどのように考えているのか、ちょっと教えてください。 91 ◯桑原緑地政策課長 利用者の負担割合が75%、市の負担が25%で維持管理するというスキームになっております。 92 ◯宮澤委員 そうすると、子供と大人の利用料金はどのように算定を考えているかということと、あと、先ほどの集客の範囲で、市内8万人、市外5万人という話でしたけども、どういったところからお客さんを呼んでこようと考えているのか。利用料金と、その集客の範囲について教えてください。 93 ◯桑原緑地政策課長 まず、プールの利用料金につきまして、市のほうでは大人600円、子供300円を想定しているんですけれども、実際今後、民間事業者のヒアリング結果などを参考に来年度、条例改正を予定しておりまして、その条例に規定した額の範囲内において、事業者が提案した額で決定することになっています。  あと、利用者の想定なんですけども、一応先ほど話の中で、25キロ圏域ということで、焼津市、藤枝市、島田市、牧之原市、吉田町、川根本町、こちらからの来園者を想定しているということでございます。 94 ◯宮澤委員 先ほど加藤委員からもお話がありましたけども、子供の頃よく行ったと。僕も家が近所だったもんですから、夏休み40日あれば30日以上は大浜プールに通っているぐらい、地元の子供たちもたくさん利用していました。  その中で、利用者負担というのはよく分かるんですが、今言った5市2町の人たちも利用するために、静岡市の税金を使ってこれを整備していくと。他都市で、例えば子育てだとか子供に対して手厚い自治体なんかでは、例えば島田なんかそうですけども、島田の子供に対してはこども館の利用ただなんですよね。市外からの人、同じように5市2町などから来るような市外からの人に対しては大人200円、子供100円とか、有料にしている。なので、ぜひともこの利用料金を一律ではなくて、やはり静岡市は子育てに手厚いとか、子供に対していろんな施策を考えているとか、それについて市として何か対応できることがないのかどうか。やはり子供に対しても大浜プールを、ほかの町ではなくて静岡市に移り住むことがメリットになるような、そういったことの取組は考えられないのかどうか。また、やり方があるんであれば、どういうことが検討できるかちょっと教えてください。 95 ◯桑原緑地政策課長 委員のおっしゃる市民割引につきましては、民間事業者のヒアリングから、小学生など、プール入場時には市民であることの確認作業がちょっと負担になるよと。あと、割引によって事業者の料金収入が減額となるということから、市から別途補助が必要である、そういう意見をいただいております。そのため現状では、市民割引の実施は難しいと想定はしているんですけど、例えば市が小学生の利用料金の割引に係る経費を負担するなど、子育て支援の施策の一環として取り組むことができないかなど、今後、関係部局と相談しながら進めていきたいと考えております。 96 ◯畑田委員長 ここで暫時休憩します。                 午後0時3分休憩      ──────────────────────────────                 午後1時再開 97 ◯畑田委員長 休憩前に引き続き委員会を再開します。 98 ◯児嶋委員 資料-1の9ページ、大浜公園再整備事業費について私からも2点、質問させていただきます。  別紙の整備イメージ図のほうにプールゾーン、公園機能ゾーンの面積が一応、幅を持って記載しているということで、まだ具体的には決まっていないというふうに承知はしておりますけども、再整備後の施設は、現在の施設と比較した場合どのようなものになるか、お尋ねしたいと思います。 99 ◯桑原緑地政策課長 再整備後の施設は、現在の施設と比較してどのようかということですけど、再整備後のプールの施設ですけど、流水プール、ウオータースライダー、25メートルプール、幼児用プール、民間提案のアトラクションプールの5種類を予定しています。現在のプールと比較しますと、50メートルプールがなくなりますが、新たに民間提案のアトラクションプールが設置されることによって、レジャープールとして価値がさらに高まるものと考えています。また、プール以外の施設につきましては、遊具や多目的広場をリニューアルしまして、新たに芝生広場と駐車場を整備するとともに、民間事業者が独立採算で行う海辺の立地を生かしたカフェやレストランなどの収益施設の設置運営を想定しておりますので、公園全体のにぎわい創出ができるものと考えております。 100 ◯児嶋委員 引き続き大浜公園について、整備イメージ図のプールゾーンについて、営業期間が7月1日から8月31日の62日間、営業時間が9時半から18時というふうな形で、要求水準書で規定されているというふうに認識していますが、開催期間の延長であったり、営業時間の延長というのは可能なのかどうか、お聞きしたいと思います。  また、公園全体のプール閉鎖期の活用方法はどのようなものかということも併せてお聞きしたいと思います。 101 ◯桑原緑地政策課長 プールの開催時期、また、営業時間の延長につきましては、事業者から提案を受けまして、安全なプール運営、また、地域住民の合意など、運営に支障のない範囲において市が認めた場合は可能となります。また、プール閑散期における公園全体の活用方法につきましては、公園全体の活用が、やはり事業の健全な経営の鍵になりますので、本年5月に公表した要求水準書案の中ににぎわい創出や交流、地域の活性化に資するイベントなどの取組を積極的に実施することを規定していますので、事業者から積極的な活用方法が提案されるものと期待しているところでございます。 102 ◯児嶋委員 やはりプールが一番目玉という形で、プール閉鎖期の閑散期がどのような形で運営できるかが一番懸念されるかと思いますので、また、入札事業者からいろんな説明が落札時かな、あるかと思いますけども、しっかりと確認していただきたいと思います。  変わりまして、議案集2)の19ページ、議案第172号静岡市自転車等駐車場条例の一部改正についての草薙駅北口自転車等駐輪場について少しお聞きしたいと思っております。  現在、新幹線の高架下を駐輪場として使用していますけども、今回の草薙駅北口の新しい駐輪場の駐輪台数は十分なのかどうかお聞きしたいと思います。 103 ◯藤森清水周辺整備課長 質問の回答の前に、草薙駅北口駐輪場の概要をパネルを使って簡単に説明させていただきます。  名称は静岡市草薙駅北口自転車等駐車場、場所は清水区草薙北2番24号になります。構造は鉄骨造り平屋建て、敷地面積は芝生広場と合わせて約1,000平米、建築面積は約600平米になります。対象の駐輪台数は、自転車250台、原動機付自転車10台、計260台になります。  草薙駅北口駐輪場は、駐輪対策を目的として設置される市内の駐輪場とは少し性質が異なり、前面の芝生広場と一体となって、にぎわいや憩いの空間機能を持ち、草薙地区のまちづくりの一端を担う施設として整備しています。  今後、イベント時の駐輪場壁面の利用や広場へのキッチンカーの導入など、地元の皆さんにより様々な形で空間の利用を見込んでおります。  質問の回答に移らせてもらいます。  駐輪台数は十分かという質問ですが、駐輪台数については、自転車250台、原付10台としております。この台数の根拠になりますが、現在の新幹線高架下の北口駐輪場の状況や平成30年4月の常葉大学開学前、それと後の推移、北口を利用する学校、常葉大、橘高・中、静岡北高・中学校のヒアリング調査、現在の無料から有料駐車場への移行等を考慮して算出しており、妥当な数値であると考えております。 104 ◯児嶋委員 草薙駅北口駐輪場でもう1点、質問させていただきます。  利用時間が朝5時半から23時となっております。23時以降の電車で帰ってきた方が乗れない等の問題はあるかとは思うんですけども、この5時半から23時で実際に問題ないかというのをお尋ねしたいと思います。  また、この5時半から23時の時間帯にこの施設に常に人がいるのかどうかも併せてお聞きしたいと思います。 105 ◯藤森清水周辺整備課長 当該駐輪場は、既存のJR草薙駅南口の駅西自転車等駐車場と合わせて一体管理を予定しております。このため既存の南口の駐車場と合わせ、5時30分から23時に設定しています。23時以降は施設が施錠されるため、深夜の間は自転車の出し入れができません。  なお、現在稼働中の南口の駐輪場では、この時間設定で今のところ特に大きなトラブルは発生していません。一方で、開場されている時間帯はJR草薙駅南口、もしくは北口のいずれかに警備員等が配置され、随時巡回しております。 106 ◯児嶋委員 北口と南口と併せて管理されているということは、効率的に運営できるんじゃないかと考えますが、今後も利用者の意見・要望をお聞きして対応していただきたいなと思います。  続きまして、建設局に質問させていただきたいと思います。  資料-1の7ページに繰越明許費のところの8款土木費に村松団地3号線がございます。先ほどの説明では、入札不調とか時間を要した等の説明がありましたが、改めてこの繰越しをする理由について教えていただきたいと思います。 107 ◯石上清水道路整備課長 繰越明許費として設定する村松団地3号線の繰越しの理由についてお答えいたします。  市道村松団地3号線は、清水庁舎より南へ約4キロに位置する生活道路で、本工事により供用箇所を拡幅し、交通の円滑化を図る予定でございます。本路線の工事実施に当たっては、本年度工事完成を目指し、令和3年9月に入札に付しましたが、応札者がおらず、入札不調となりました。再発注に当たり、年度内の完成が困難な状況であることから、適正工期を確保するため、繰越明許の手続を行うものです。 108 ◯児嶋委員 入札不調についてもう少し聞かせていただきます。  前年度と比較して、今年度の入札不調の件数は増加傾向にあるのかどうか教えていただきたいと思います。あわせて、その原因も分かれば教えてください。 109 ◯朝比奈技術政策課長 入札不調の件数の比較についてですけれども、令和2年度1年間に建設局が発注した379件の工事のうち46件、約12%で不調となっております。今回比較するに当たって、令和3年度分、今年度分の入札データが現在10月末までしか集計されておりませんので、前年度の令和2年度の件数も10月末までのものと比較させていただきたいと思います。  前年度、令和2年度は10月末時点で発注件数が243件、そのうち不調が38件で、約16%になります。今年度、令和3年度ですけども、10月末時点で発注件数が221件、不調が12件、割合としては約5%となっております。この数字から見まして、不調件数、不調割合とも10月末時点では前年度に比べて下回っております。  続いて、不調の原因についてですが、原因として、現場に配置できる技術者がいないとか、下請業者が確保できないなどの建設業の人手不足が上げられております。6月頃から増加する工事発注に伴って、建設業者は手持ちの工事が増加し、発注件数がピークとなる9月頃、9月が一番ピークになってきますけど、ピークになる9月頃には受注に必要な技術者や自社の作業員、下請業者などが不足し、不調が発生しているものと思われます。ちなみに不調件数が一番多いのも9月になっております。 110 ◯児嶋委員 人手不足というところに関しては、様々な条件であったり、どの期間にやるかというところも含めてよりよく改善してもらいたいと思います。  続きまして、議案集2)の21ページ、議案第173号静岡市移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定める条例の一部改正について質問させていただきます。  この条例を改正した理由と、また、どのような改正を行うか教えていただきたいと思います。 111 ◯加藤道路保全課長 条例を改正した理由と、また、どのような改正を行うのか、御質問にお答えします。  まず、本条例は高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律、通称バリアフリー法に基づき、国土交通省令を参酌して、市が管理する県道及び市道における必要な道路構造の基準を定めたものであるため、関係法令が一部改正され、令和3年4月に施行したことに合わせて本条例を改正することになります。  次に、条例改正の内容ですが、国土交通省では近年、道路管理者が整備する集約型公共交通ターミナル、通称バスタにより、道路ネットワーク機能を発現して地域の活性化、災害対応の強化などに発展させる取組を進めており、今回の法令改正を行いました。これにより交通ターミナルである特定車両停留施設、いわゆる新宿バスタのような停留施設のうち、乗降場、通路、待合所などの旅客の場所を対象とした旅客特定車両停留施設がこれまでは道路のみだったバリアフリー基準に適合すべき施設に追加されたため、本条例において、当該施設に関する通路、出入口、傾斜路等の幅や勾配など、構造基準について追加をして定めております。  なお、本市では現在このような施設はございませんので、今回の条例改正が直ちに影響することはありません。 112 ◯児嶋委員 市とか県が管理するということで、今回は対象外という形なんですけども、民間事業者に対して指導等も含めてお願いしたいなと思います。 113 ◯天野委員 建設局に質問させてください。  資料-1の8ページ、債務負担行為補正について伺います。  今回、債務負担行為として設定する主要地方道清水富士宮線庵原第2工区道路改良事業について、工事概要を教えてください。 114 ◯石上清水道路整備課長 主要地方道清水富士宮線庵原第2工区道路改良事業の工事概要についてお答えいたします。  現在、主要地方道清水富士宮線庵原第2工区では、平面部の側溝工及び擁壁工と高架部の舗装工を施工中でございます。この工事に引き続き債務負担行為による工事で舗装工及び道路付属施設工を行う予定でございます。工事概要といたしましては、工事延長830メートル、舗装工1万2,000平方メートル、道路付属施設工として、道路反射板、減速マーク等の路面表記及びガードレールの設置などを予定しております。 115 ◯天野委員 ただいま答弁にありました主要地方道清水富士宮線庵原第2工区道路改良事業について、今後のスケジュールはどうなっていますか。 116 ◯石上清水道路整備課長 今後のスケジュールについてお答えします。  令和3年度では、施工中の工事が3月に完成する予定です。令和4年度につきましては、本債務負担行為による工事で平面部の舗装工及び高架部の道路付属施設工を予定しております。これらの完成後、令和4年度中に全線供用を開始する予定でございます。 117 ◯天野委員 資料-1の8、9ページ、債務負担行為補正、いわゆるゼロ債務負担行為の中で、市単独道路舗装整備事業費は4億円を超えております。ここ数年、債務負担行為は増加傾向にあると思いますが、この市単独道路舗装整備事業費の金額の推移について教えてください。 118 ◯加藤道路保全課長 市単独道路舗装整備事業費のゼロ債務の推移についてお答えします。  まず、ゼロ債務の活用は、年度初めの4月から6月の工事閑散期の対策として進めておりますが、平成30年度から特に工事の平準化の取組に有効であるとして、事業費も大幅に増加しております。市単独道路舗装整備事業費におきましては、平成27年度は1億7,000万円でしたが、平成30年度には約3億2,000万円に増加して、今年度は4億2,250万円を計上しております。平成27年度から今年度までにゼロ債務による市単独道路舗装整備事業費は約2億5,000万円以上の増加となっております。 119 ◯天野委員 市単独道路舗装整備事業におけるゼロ債務負担行為の今後の取組について教えてください。 120 ◯加藤道路保全課長 今後の取組についてお答えします。  市単独道路舗装整備事業におけるゼロ債務の活用は、年度末に集中する舗装工事を抑制できまして、交通安全の確保や市民サービスの向上につながるとともに、建設局が取り組む施工時期の平準化や繰越しの削減に寄与するものと考えております。  さらに、施工業者が着工時期を決める着手日選択制度と組み合わせることにより、より事業効果を向上させております。  特に数値的な目標は定めておりませんが、今後も、財政状況や発注のための設計ストックなどを考慮しつつ、積極的にゼロ債務の活用を進めて効率的な道路舗装の維持管理に努めてまいります。 121 ◯天野委員 平準化を考えたときに地元建設業が安定、継続的な収入を得るための方法と認識しております。市としても事業の進捗などメリットがあると思いますので、よい方法だと思います。今後もさらに活用していただきたいと思います。  続きまして、大浜公園再整備事業について質問させてください。  日本海から北アルプス、中央アルプス、南アルプスを縦断するトランスジャパンアルプスレースというレースがあるんですけれども、これのゴール地点が大浜海岸になっておりまして、今回リニューアル後、このイベントに関して、また、似たようなイベントも上がってくると思うんですけれども、その辺、事業者とのお話はどのようになるかと思いまして、質問します。 122 ◯桑原緑地政策課長 イベントを盛り上げる対策につきましては、本年5月に要求水準書案の中で公園のにぎわい創出や交流、また、地域の活性化に資するイベントを積極的に実施することを事業者に求めております。トランスジャパンアルプスレースのゴール地点が大浜海岸であることは大変名誉なことでありますので、今後、選定された事業者とトランスジャパンアルプスレースのようなイベントを盛り上げるためにどのような取組ができるのか、事業者と共に検討してまいります。 123 ◯天野委員 7年ほど前にBSのニュースでこのレースを知ったんですけれども、その後、今ではNHKなど全国的に有名になってきているんじゃないかなと思いますので、そのゴール地点となる大浜海岸、事業者との協力は本当に大事だと思います。よろしくお願いいたします。 124 ◯畑田委員長 ほかによろしいでしょうか。             〔「ありません」〕 125 ◯畑田委員長 ほかにないようですので、質疑を終了します。  次に要望・意見、討論に移ります。  議案第169号中所管分については、原案と修正案を併せて討論をお願いします。  要望・意見、討論がありましたらどうぞ。 126 ◯山本委員 自民党でございます。  自民党といたしましては、議案第169号の修正案につきましては反対という形になります。  修正案は、一般会計、都市整備基金への積立てを認めない旨の内容になっていると思うんですけども、この基金自体が清水駅周辺の整備事業に使われると。清水区、清水駅の今後の発展に使用していただけるということの御説明をいただいておりますので、こちらについては反対をさせていただきたいと思います。  それ以外のもともとの議案については賛成でございます。  続いて、意見・要望になります。  まず、大浜公園再整備事業ですけども、こちらは市民の期待や関心が非常に高い事業ということでございます。整備事業が円滑に進みますよう、丁寧な市民説明と、また、地域との合意形成を進めることはもちろんですが、今後決まる予定の民間事業者が運営しやすい環境を本市としても丁寧に整えていただきたいと強く要望する次第でございます。  また、浜で行っているバレーやスポーツ、レクリエーションなんですけども、こちらも公園との連携を踏まえて進めていただきたいと。レースの看板がしっかりありますので、その位置や活用を図っていただきたい点ということで、大浜公園については要望させていただきます。  続いて、長沼大橋の耐震補強設計業務に関する債務負担行為ですけども、この橋も1日の利用者も非常に多く、耐震補強は待ったなしの状況であるという状況だと思っております。国からは長沼交差点の立体交差化と、一定の方針が示されていますが、それとは別に耐震補強は迅速、速やかに進めていただきますようお願い申し上げます。  次に、石部海上橋の耐震補強補修工事ですが、当局から御説明いただきましたけども、1日4,000台の利用者があるということでございます。生活道路としても、観光目的の道路としても重要な道路ですので、安全を第一に工事を進めていただきたいなと。同時に、この地域の漁業への影響も十分御配慮いただきますようお願い申し上げる次第でございます。  重ねて、遠藤委員が御質問させていただきました寺尾橋の架け替え工事なんですけども、こちらは非常に大きな予算が組まれております。スムーズに、また、安全に進めていただきたい点と、ゼロ債務負担行為の目的や効果として、平準化と資材調達等々、非常に有効だということで伺いました。積極的に進めていただけたらと思います。  最後、私のほうで質問させていただきましたDXですけども、都市建設だけでなくて、行政運営全体を円滑に進める非常に大事な要素であると考えております。どこでもどこでもDX、DXという話が出てきますので、アフターコロナを見据えた市政運営に向けて、積極的に取り組んでいただけたらと思う次第でございます。よろしくお願いいたします。 127 ◯加藤委員 それでは、公明党です。  我が会派として、議案第169号の修正案につきましては反対、その他原案及びその他提出議案については賛成の立場で要望・意見を申し上げます。  まず、都市整備基金への繰入れに関しての修正案ですけれども、東口公園に代わる公園の再整備や、また、まちづくりに資する都市整備基金に積み立てられるということであるため、妥当であると考えます。都市整備基金につきましては、本市にとって重要な基金の一つであると思いますし、いかに基金を利用していくのか、どう積み立てていくのか、また、いかに不測の事態に対応するのか。コロナ禍が続いている昨今であり、重要な基金でありますので、本市財政上、また、今後の都市整備において大変重要であると思いますので、修正案については反対させていただきます。  その他議案につきましては賛成ですけれども、大浜公園再整備事業等について要望・意見を申し上げます。  大浜公園再整備につきましては、魅力ある施設ということになっていくんだろうと思いますので、子育て世帯にとってより優しい整備になりますように要望させていただくとともに、先ほど自民党さんからありましたけれども、地域住民の皆様との意見の聴取、また、説明会の開催など、近隣住民に寄り添った対応をお願いしたいと思います。  それから、主要地方道井川湖御幸線についても1点質問させていただきました。御存じのとおり、8月29日、中部横断自動車道も開通し、新東名高速道路のアクセス道としても、今、重要な道路になってきていると思いますので、山梨県、また、長野県から静岡都心へのアクセス道路としての交通量も増加が見込まれているところでございますので、引き続き着実な事業推進を図っていただきたいと思います。
     それから、国道150号、久能拡幅道路改良事業につきましても、先ほど4車線化のお話もありました。観光面、物流面、防災面、緊急輸送路として重要な道路だと思いますので、用地取得の面では非常に難しい局面もあろうと思いますが、引き続き先行事例、また、その他の自治体の事例なども参考にしていただきながら、適正かつ着実な対応をしていただきたいと思います。  それから、橋りょう整備事業費につきまして質問させていただきました。先ほどの質問の中でも取り上げさせてもらいましたけども、2,600橋ほどの橋梁がありますので、点検、維持管理を行っていく上で、新技術の活用ということについては、静岡県や周辺市町、また、庁内での連携を図っていただきながら、なかなか目視が行き届かない部分もあろうかと思いますので、そうした点も含めながら点検、効率化、また、事業の前倒し等に資するような対応をしていただきたいと思います。  また、長沼大橋耐震補強設計業務についてですけども、現在、本市の南北軸道路として総力を挙げて今、立体化事業に取り組んでいただいていると認識をしておりますけども、着工までに少し時間がかかるのかとも推測できますので、今後またJRとの協議を含めて、緊急輸送路として災害にしっかり耐えられるようなできる限り早期の対応をしていただきたいと思います。 128 ◯宮澤委員 創生静岡、宮澤です。  まず、議案第169号の修正案に賛成で、原案について反対の意見で述べさせていただきます。  今、基金の使い道のことについて、清水駅東口整備という話がありましたが、ここだけの点でいっても、例えばペデストリアンデッキの使い道、そのお金の使い道が、病院の連絡通路だけに使われるとか、そういったことにならないようにしていただきたいと。せっかく市有地を売って得たお金で、今上がってきているところが病院のパースの中でデッキを病院のところにつなぐと、そういった協議を市と病院側でしているということからすると、どこまで病院のほうに市の財産を共用していくのかというのが、やはり自分としては、1つね、その基金の中身の説明だけでいうと、少し疑問を持っております。  それと、この議案に関連して、議案第177号財産の交換の議案についてにも、会派としては反対をさせていただいております。土地交換のことがないということになると、基金の積み上げがないので、こちら議案第169号についても修正をさせていただいております。じゃなぜその修正をしなきゃいけないかというと、討論なんで幾つか述べさせていただきますが、そもそもこの土地を交換することによって、病院を津波浸水区域のほうに持ってきていいものかどうか。これまで静岡市は、例えば清水港港湾の消防署を内陸部に持っていったり、以前、僕がいたときに水道局、宮竹にあるところだから、海から近いから、町場に持ってくるんだと。沿岸部分から内陸部に持ってくるんだということがこれまで行われている中で、なぜ病院や庁舎だけ海のほうに持っていっていいんですかと。これ非常に分かりづらい。  ほかに幾つかまた、第2点目としては、例えばだけども、僕は前回、討論でも言いましたけども、平成27年の都市局長の意見の中でも、この病院を市庁舎の下、もしくは清水駅東口公園に誘致することについて、将来的に禍根を残す結果になるだろう、副市長も述べているんですね。これ昨日、おとといの朝日新聞にも、小長谷副市長がそういうことを述べています。記事になっております。市のほうの方針としても、将来ここに持っていっていいんだろうかと、幹部の皆さんが述べているわけですよ。その幾つかの理由として、第3次総合計画で示した庁舎、商業施設に比べて回遊性が本当に見込めるのかと、病院を持ってくることによって。静岡市立病院の裏に浅間通りがあります。病院にはたくさんの方が来ます。駐車場いっぱいです。じゃ浅間通りに来ますか、その方々。この局長がおっしゃっているように、商業施設や庁舎に比べて本当に回遊性やにぎわいにつながるのかどうか。  その次に、これは言っちゃったんですけど、そのエリアのにぎわいになるかどうか。  3点目が公園機能の確保だとかイベント広場だとか、その上で、局長がこの当時言っていますけども、移転先として、病院にJR清水駅東口公園を紹介する前に、課題を整理し市民に了解を得るべきだと。今まで市民に説明してきたコンセプトとあまりにもかけ離れていると言っているんですね。先ほど山本委員のほうから、大浜公園について地元への説明と理解をってありましたけども、まずここでしょう。じゃ、それも行われていない中で、今回、病院を移転する。これ都市局長が、理解を得るべきだ、ちゃんと市民説明するべきだと述べているんですよ。20年も30年も前の方じゃないです。平成27年の二役との話合いの中で述べています。  先日の市長の議会での答弁の中でも、これ以上説明しません。説明はしませんと言ったことに対して、昨日の夕方のテレビですよ、コメンテーターが市長が市民説明を行わないことについて、強引な手法で認められないといって述べているんですね。これ普通のみんなの考えです。一昨日の朝日新聞に出ている静岡大学の川瀬憲子教授も、これ自治基本条例に対して、やはり重大な事項の変更については市民説明をするべきだと。当時の局長も述べているし、本当は1回ちゃんと立ち止まって説明をした上で理解を求めていく、これ皆さんに言ってもしようがないことなんだけどね。しようがないという話ではないんだけども、皆さんを責めてもね、市長がやりたいって言ったからしようがないのかもしれないんだけども。やっぱりそういった手順。  あわせて、昨日もほかの委員会で議論になっておりましたけど、附帯決議までつけて、市の庁舎、清水庁舎が危険だから早く向こうに移すと。議員の皆さんも同時にそのこと賛成……、僕はいなかったんで分からないけど、賛成したんですよね。いろんな積み重ねを経て、庁舎をあそこに持ってこようと。じゃその話どうなったんですかって。庁舎そのまんまで…… 129 ◯畑田委員長 議案に対する討論をお願いします。 130 ◯宮澤委員(続) だからね、このそもそも土地交換に、だから、反対だよ。土地交換に対して上がってくる基金についても反対をしますというようなことで、創生静岡の会派としては、修正議案のほうについて皆さんの賛同を得たいと。これが将来、本当に、誰がどう意見を述べたかって、大変重要なことになってくると考えておりますので、丁寧な御審議なり、考えをしっかりと発言していっていただきたいなと思っております。  それ以外の議案についてもいいですか。 131 ◯畑田委員長 お願いします。 132 ◯宮澤委員 意見を述べさせていただきます。  まず、大浜公園については、やはり静岡市の税金を使って公園を整備します。民間の力を活用するというのは大変重要なことだと思うし、これからのテーマだと思います。その中で、やはり利用者を5市2町から引っ張ってくるということで、静岡市の子供たち以外も利用する。なおかつ静岡市が、やはり子供たちに対して手厚い市だということをPRするためにもぜひ、全てをただにしろというわけではありませんけども、今、計算しても、子供たち1学年約4,000人です。その利用費を例えば300円1回負担したとしても120万円です。120万円ですね、1学年1回行くのに。というようにどこまでだったら市が負担する、例えば10回分だけ、使った分だけ業者に払い戻すということもできると思うのでね。一律全部ただ券を配るんじゃなくて、使った分だけ市が補填する。それは子供たちへのサービスだとか、静岡市に子供たちをより呼び込むという、そういった意味でぜひとも検討していただきたい。ほかの市町はやっていますので、そういうこともぜひ検討していただきたいと思っております。  続いて、浜川の河川改修事業費についてですけども、ぜひとも中島小学校の雨水貯留を進めていただいて、本当に近隣ではたくさんの水があふれて冠水することも多々ありますので、ぜひとも対応していただきたいと。あわせて、富士見小、大里東小も検討しているということで、ここの流域に関わるところなもんですから、ぜひともそのあたりも地元とちゃんと説明を踏まえて進めていただきたいと思っております。  それと同時に、先ほどDXをやっていきますという話がありましたけど、大雨のときは、やはりそういった技術を使って、地域の安全・安心を守っていく、自宅にいながら河川の氾濫度合いを見極めるというかね。これは浜川で始めて、もしあれでしたら、ほかのそういったあふれるような箇所に順次広めていっていただけたらと思っておりますので、是非よろしくお願いします。  あと最後に、国道150号久能拡幅道路改良事業ですけども、やはり内陸の旧道のほうにたくさんの車両が来るということが地元、地域としてはかなり課題として考えています。一方で国道150号が広がれば、本当に快適な環境にもなる。イチゴ狩りの方々がハウスに行くまであの古い旧道をみんな歩いているわけですよ。大変危ないもんですから、そこら辺も踏まえて国道150号を拡幅していただきたい。そのときには、あそこは調整区域で農地なので、一般的な用地買収、用地取得とは違って様々な課題がある。それについても対応していただけるように切にお願いをしたいと思っております。  そして、信号機ですけども、これは塩害で感応式から一般式になってしまったんですが、その辺についても先ほど、要望があれば一緒に対応していただけるということだったもんですから、ぜひとも併せてお願いをしたいと思います。  私のほうからは以上です。よろしくお願いします。 133 ◯児嶋委員 志政会の児嶋です。  志政会といたしましても、議案第169号の修正案に関しては反対、その他議案については賛成という立場でいきたいと思います。  議案第169号については、都市整備基金として今後、清水駅東口の利便性活用等に使っていただく形でよいかと考えております。  意見・要望については、大浜公園再整備事業について、これから入札、落札というタイミングで、具体的なところはこれからと理解しておりますが、まずは年間通して利用できる魅力ある設備にしていただきたい。また、夏の繁忙期に、特にプールがあるときの駐車場、臨時駐車場とのピストン輸送をどうするかであったり、更衣室がそれで足りるのか、あとはプールサイドの休憩スペースなんかも適当か等々、事業者の方としっかりと確認してもらいたいと思います。  また、海岸に面したという特徴もございます。こちらでもいろんな海岸を使ったイベントもあるということでございますが、海岸の利用については県との確認というのも必要かと思いますので、市、県、事業者と連携をしながら海岸もうまく活用してもらいたいと思っています。  また、海岸に近いということで、やはり津波に対する懸念もあるかと思います。特にプールでお客さんが非常に多いときに、どこに避難するのか、その収容人数は十分なのか、誘導はどのようにするのか、この辺については事業者にも確認をしているとも聞いてございますが、津波とか災害についてもしっかりと確認してもらいたいと思います。 134 ◯天野委員 街づくり研究会としましては、議案第169号の修正案については賛成させてもらいます。あと、その他議案第172号から最後まで、全て賛成させていただきます。  やはりちょっとお話を聞いていましても、一度立ち止まって考えるべきじゃないかなと思っておりますので、そのようにいたします。よろしくお願いします。 135 ◯宮澤委員 済みません、議案第169号について一生懸命しゃべってしまったんで、ほかの議案について賛否を言っていなかったんですが、ほかの議案については全て賛成させていただきます。 136 ◯畑田委員長 ほかよろしいでしょうか。             〔「ありません」〕 137 ◯畑田委員長 ないようですので、要望・意見、討論を終了し、これより採決を行います。  まず、議案第169号の一般会計補正予算中所管分を採決します。  本件については、宮澤委員から修正案が提出されておりますので、まず、修正案から採決いたします。  修正案に賛成の方の挙手を願います。             〔賛成者挙手〕 138 ◯畑田委員長 賛成少数ですので、修正案は否決されました。  ただいま議案第169号中所管分に係る修正案が否決となりましたので、改めて原案を採決します。  議案第169号は原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を願います。             〔賛成者挙手〕 139 ◯畑田委員長 賛成多数ですので、議案第169号中所管分は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、残る議案を採決します。  特に反対の討論はありませんでしたので、議案第172号及び議案第173号、議案第178号から議案第181号までと議案第189号の7件を一括して簡易採決にてお諮りします。  議案第172号及び議案第173号、議案第178号から議案第181号までと議案第189号の7件は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」〕 140 ◯畑田委員長 御異議なしと認め、議案第172号ほか6件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で議案審査を終了いたします。  残る報告事項に関係のない説明員の皆さんは退席していただいて結構です。             〔関係外説明員退席〕      ────────────────────────────── 141 ◯畑田委員長 次に、報告事項に移ります。  損害賠償請求訴訟について、報告を聞くことといたします。  説明をお願いします。 142 ◯加藤道路保全課長 去る令和3年11月1日付で本市に対して損害賠償請求する訴状が静岡地方裁判所に提出され、裁判所から出頭の要請がされましたので、御報告いたします。  事件名は、令和3年ワ第811号損害賠償請求事件で、原告は静岡市駿河区の運輸会社、被告は静岡市です。  本事件は、本年9月定例会、都市建設委員会にて御報告しました国道150号新日本坂トンネル上り線内で発生した大型トラックと測定装置の接触事故による調停事件が不成立となったことを受けて、訴訟に至ったものでございます。  訴訟の内容は、令和3年2月9日に発生した原告が所有する大型トラックがトンネル壁面に設置されていた煙霧透過率測定装置に接触した事件で、車両が損傷したのは、その設置及び管理に瑕疵があるとして、管理者である本市に国家賠償法第2条第1項に基づき、車両の修理費用の損害賠償及び訴訟費用の請求をするというものでございます。  本市としましては、測定装置の設置及び管理に全く瑕疵はないと主張して争う考えでございます。  今後の日程ですが、12月16日木曜日に第1回口頭弁論が静岡地方裁判所で予定されております。  なお、破損した測定装置につきましては、駿河道路整備課が復旧作業を行い、その費用が確定後、道路法第58条に基づき、原因者である運輸会社に対して負担金として請求いたします。  復旧作業は、今年度内の完了を予定しております。 143 ◯畑田委員長 ただいまの報告に対しまして、質疑等はありますか。             〔「ありません」〕 144 ◯畑田委員長 特にないようですので、質疑等を終了します。  報告事項は以上です。  当局の方は退席していただいて結構です。             〔関係外説明員退席〕      ────────────────────────────── 145 ◯畑田委員長 次に、管外視察について御協議願います。  日程案につきましては、事前に調整をさせていただき、来年の1月19日水曜日から21日金曜日までの2泊3日とさせていただきました。視察先、調査項目及び手続等については正副委員長に御一任いただけますでしょうか。             〔「異議なし」〕 146 ◯畑田委員長 それでは、そのようにさせていただきます。  詳細につきましては、決定次第、改めて委員の皆様にお知らせをいたします。      ────────────────────────────── 147 ◯畑田委員長 以上で本日の日程は全て終了しました。  これをもちまして、都市建設委員会を散会します。                 午後1時52分散会      ────────────────────────────── 都市建設委員長  畑田 響 Copyright © Shizuoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...